【心の名機】エコトーフ(ネット)

スロッターにはそれぞれ「特別な台」というものがある。
ある人は獣王を挙げるだろうし、またある人は北斗を挙げるだろう。
パルサーやジャグラーの人だって居るだろうし、キタちゃんカントリーを挙げる益荒男(ますらお、 強い男の意)も居るかもしれない。
人それぞれのスロッター人生において燦然と輝くスペシャルな台は必ずあるし、変な台を挙げたからって指さしてゲラゲラわらう事はないのだ。いいじゃない。キタちゃんカントリーでも。アダムスファミリーでも。
いやアダムスファミリーはどうかと思うが。

んで俺にとってスペシャルな台がこれ。
ネットの「エコトーフ」だ。

●業界初ッ!

「エコトーフ」について語る前に、ちょっと最初にキモカッコいい(?)事を語りたい。
青春時代をホールで過ごしたスロッターにとって、スロのパネルデザインって「時代」と結びついて記憶されてない? 「獣王」のパネルデザインを見ればあの当時の若かりし頃の自分を思い出したり。「モエるまりんバトる」を見れば仕事に疲れてスロ屋で一服しながら黄昏打ち(なんだそれ)してた自分を思い出したり。
何となく、懐かしいパネルデザインをネットで見かけたりすると、気分が一気に「あの時の俺」に戻って、たまらなく切ない気分になったり幸せな気分になったり、なんかこう、グワッと来る事ない?
グワッと。
これって絶対みんなあると思うんだ。
俺が特にグワッとくるのは2000年前後の、スロに一番ハマってた学生時代の台のパネル。
特に「バクチョウ」「スーパーリノ」とかその辺の台に「グワッと」来る。
その時期って取りも直さず人生が最も楽しかった時代で、自分の背中に羽が生えててどこにでも飛んでいけるような気分で毎日を過ごしてたし。とにかく、俺はそれらのパネルデザインを見ると、何の心配もなく人生を謳歌してた当時の自分の幸せな気分を、ちょっとだけ取り戻したような気分になるのです。
んで、それら「幸せパネル」のなかでも一番心に突き刺さってるのがこれ。
エコトーフのパネル。
凄く特徴的なパネルだったんだこれ。
このデザインは覚えてる人はかなり多いと思うし、また、俺と同じく「あの頃の自分」を思い出して切なさ全開のオセンチな気分になる人も絶対いると思うんだよね。特に三十代前半の人々よ。

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これよ。
白いからね枠が。
そして効果的に配置されるエコカラー(つまり緑)。
デビルロボッツがデザインしたゆるゆるなキャラをところどころに配置しててさ。
これ、同じくネットのアルファベットシリーズとタメを張る勢いで、スロ界に残る名パネルだと思う。
おれはとにかく当時は何故か知らんがこのエコトーフが大好きで、導入からしばらくはひたすら打ってた。
当時の台は本当に層が厚くて激戦にも程がある感じだったんだけど、バクチョウやスーリノと並んでこれがあったら、俺は今でも迷わずこいつ打つと思うよ。

●どんな台だったか?

エコトーフはスロ業界初の「エコ」をモチーフにした台だった。
たしか筐体がリサイクルのPET素材(?)で作られてるかなんかしてて、環境に配慮されてる上にちょっと安かったんだよね。
色んな意味でエコ。
んで凄い事に、なんとこれ、ATシステムもエコだった。
15枚のメイン小役の色押し式が流行してた時代にも関わらず、エコトーフのメイン小役は10枚の押し順式。
それでいてワンセットは15Gなので、1セットではコインはほぼ増えない。
当時のAT機っつうとATがメインボーナスで、BIGはあくまでもAT突入の前フリ……みたいな感じだったんだけど、「エコトーフ」に関しては、ATは「ハマリ救済」の側面が強かったんだよ。
なんせAT発動の契機は抽選じゃなくて「規定ゲーム消化後」。
つまり天井なんだ。
しかもこれがBIG間最短で375Gで発動する。
深い所は深いんだろ?と思うかも知れんが、発動ゲーム振り分けは一番深い所でも725G。
おまけに通常時1/100くらいで成立する15枚役を外せば、たしか5G短縮されるんだこれ。
とってもOK。外してもOK。なんともエコじゃった。

因みにATの名前はエコエコタイム。
15枚役の絵柄は「エコカー」
メイン小役は「森」
徹底してエコなんだよ。ビバ地球!人類サイコーッ!

ただし、こいつはとんでもねー罠があった。

実はエコエコタイムはハマればハマる程連チャン性能が強烈になるという、恐るべき仕様になってたんだ。
つまり1周目の天井ゲーム数をぶち抜いて2周目まで嵌り、さらにそこも超えて3 周目まで到達すると、問答無用で20連確定(!!)
40枚しか取れないATでも20回もくりゃなかなかのものだし、その上そもそもこいつBIG主体のゲームであって、そもそもATはおまけみたいなもんなんだよ。割的にREGの代わりくらいに思ってていいはずのモノなんだ。にも関わらず、第一週目の天井でも薄いとは言え3%くらいという現実的な確率で「35連」の振り分けがあるし、このお陰で、こいつはエコの枠をブチぬいて、まるで「一撃が狙える大花火」みたいな感じになってたよ。
AT残数がモッサリ残ってる時は発動時に「エーコエコエコタイムタイムタイーーイム!」つって妙な発動ボイスが流れるんだけど、最初の天井の時にこれが流れたらATの振り分け的にほぼ35連が確定するしさ(!!)。
未だこんな嬉しい発動ボイスはないよ。
5号機の今の御時世ですらこれだけシビれる演出にはお目にかかった事がない。
とにかくこの第一天井での「エーコエコエコタイムタイムタイーーイム」は嬉しかったッス。
だってさ。
1セット消化に15Gと潜伏を5Gの合計20Gかかるとすると、消化し終わるのは700G後。つまり一番深かったとしても第二天井は目前。もし浅い天井が選ばれてれば、もはや第三天井も目前かもしれんじゃん?
凄い夢広がるよね。
繰り返すけどこいつBIG主体のゲームだからね。
にも関わらずこの夢の広がりっぷり。
恐るべしだよ。
しかもこれ、別にそこまでハマってなくても500Gくらいで結構天井到達するし、打ってりゃどっかで大爆発は経験できる仕様になってたんで、初万枚がエコトーフって人もなにげに多いと思う。

ただこれ、AT発動のトリガーが主に天井って使用上、その恩恵を強く受けるのは低設定域になるわけで、つまりこいつは打ち手と地球にはエコだったけど、がっつり抜きたいホールにとっちゃ、逆エコ(?)な台だったんだろうと思う。
実際、これだけクソ面白い台だったのに、ちょびっとだけ導入されて亜音速で撤去されたからね。
俺が好きだったからそう思えるだけかも知れんが、これはホント、ずっと使って欲しかったよ。

●バカな演出。

さて、この台を語る上で外せないのが「演出のバカバカしさ」だ。
今やオッパイスロとか尻スロとかのリーダー的存在であるネットなんだけど、当時は「バカ台」をちょいちょいホールにぶっこむダイナマイト小僧として知られていた。
そんな当時のネットのカラーが一番良く出てたのがこの「エコトーフ」だと思う。
そもそも「トーフ」だからねこの主人公。なんでもかんでも擬人化してキャラにすりゃいいってもんじゃねーけど、でも俺、こいつの事がすげー好きで、何か知らんが後にアニメ化された時DVD買ったもんね。
んでフィギュアとかケータイストラップのガチャガチャとか無茶苦茶回して全種類集めたからね。
キャラがいいんだよキャラ。トーフ。トーフだぞトーフ。しかもストーリーは結構シビアな親子愛モノなんだよ。
結構物悲しいムードでさ。もう作ってる人が完全にアレなんだ。

「エコトーフ」においてはキャラのユルさ&可愛さもさることながら、そもそもの演出がキチガイじみててよかった。
上から色んなトーフが落ちてくる演出があるんだけど、トーフの種類によって対応小役が違うのね。
んでそれらの中にボーナスorハズレとかボーナスorエコカーとかのクソ熱いやつがあるんだけど、なんかもう無理やりエコに絡めたのを激アツに持ってきててさ。
「日本全国ポイ捨て禁止」とか「京都議定書」とかね。
明らかに形がないスローガンみたいなのまで落ちてくるんだよ(笑)

さらに音楽も狂ってて、基本予告音として物悲しい感じの「パープー」ってラッパの音が時折響くだけだけど、なぜかボーナス中の音楽はトランスっぽい感じだからね。
これは後年の熊酒場に受け継がれてる感じだけど、ネットのこのセンスは笑えるか珍奇に思うかでカパっと割れると思う。
あ、そうそう。
前述のATの発動ボイスだけど「エーコエコエコタイムタイムタイーーイム」以外にもちょっと熱いのに「ターイムエコエコ」ってのがある。
なんで逆にするのか。
なんかこれ、十数年経た今になってちょっとおもしろいもんね。
凄いよこれ。時間すら超越してるもの。当時は全然おもしろくなかったけどさ。負けすぎて。

いやぁ、エコトーフ。
ホントにこれは実機欲しい。

 

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