【スロ論】光量とスロッター。

スロ論

(※こちらは2016年に書いた記事のサルベージ版です)

視力。
みんな視力は大丈夫なのだろうか。
俺はそもそもそんなに目が良くない。
しかもPCの前で延々とブルーライトを喰らい続ける仕事をし続けてきた結果、ドライアイが酷い事になってる。
ちょっと風にあたるだけでボロボロ涙がでる。
あれ、お前泣いてんのか? ってよく言われる。
実際泣いてる。ひとりでに涙がこぼれるのだ。
この季節の乾燥した風邪は特に鬼門で、家を出て三秒くらいでボロボロ泣く。
しかも慣れてるから真顔。
拭うのも面倒くさいので流るるままに歩いてる。
真顔で涙を流しながら歩く。
奇人である。
そもそも眼球がイカれてるのに加え、最近では老眼も出始めた。
いよいよだよ。
もういよいよオヤジだ。
ハゲとか白髪とかはまだ「若ハゲ」とか「若白髪」という単語があるからいい。
若のほうだもんとか言える。
でも老眼はダメだ。
老いてる。なにかにつけて老いてる。
もうダメ。

というわけで本日はそんな話。
いや、光量の話。

●目薬

ドライアイ職人必携のアイテムといえば「目薬」だ。
実際俺も、なんやかんやとよく使ってる。
俺が愛用してるのは「サンテFX」なのだけども、これがマジでスカッとする。
最初は純粋に「目が痛みを和らげるため」とかだったんだけども、それがだんだんと「スカッとしたいから」とか「一時的な快楽が欲しいから」みたいな感じで常用薬になった。
電気屋で仕事中してた時とか、ちょっとイラっとすると「ちょっと二番(便所)行ってきます」つって個室に駆け込み、ハァハァ言いながらポッケに忍ばせたサンテを点眼するや、すっきりと売り場に戻る。
手放せないパートナー。それがサンテ。

んでパチスロ打ってる時にも当然、サンテる。

例えば昨日は「花の慶次」の戦極なんとかを打ってみたんだけども、あれってARTが上乗せ特化からスタートするじゃないですか。んで伊達政宗きて、あーこれどうせダメなやつだわと思ってたらレバオンで「大ふへん者」って出てさ。なんか知らんがいいタイミングでボナ引いたんだよ。いいタイミングで。台枠とか役物とか、あらゆるものがキュインキュインいいながらレインボーに輝いたり回転したり大忙しですわ。二億円当たったくらいの勢いで祝福されてさ。ボナ揃えたら秀吉出てきて。あらゆる台詞がいちいち金文字で、サイドディスプレイに「好機!」ってものすごい勢いで表示されまくり、こりゃあいよいよ偉いもん引いたぞ! どうなるんだ! とか思いながらボナ消化し終わったらキュルルルドヒューーンピョポォォ!!とかいう爆音と共に「+20」って表示されてさ。

もう速攻便所で点眼ですわ。
サンテあって良かったよ。ここでサンテなかったらどうなっていたか分からない。
ありがとうサンテ!

というか、俺両目の視力がもはや0ポイント幾つとかそういうレベルに達してるのだけども、ドライアイが酷いせいでコンタクト付けれねぇのだ。
じゃあ眼鏡掛けろよと思われるかもしれんが、それはそれで問題がある。
お耳が痛いのだ。
人体におけるウィークポイントは夫々違うのかもしれんが、俺にとってのそれはお耳。より具体的に言うとお耳の付け根。ジャイアント馬場には「耳そぎチョップ」ってワザ(?)があったのをご存知のオッサンもこのブログには多いと思うけども、アレだ。馬場のチョップがヒットする部分。あそこに眼鏡のツルが当って非常に痛いのです。
これはもう人体力学の話になるが、眼鏡こそ「あう」「あわない」がある。
おれ、色違いの眼鏡四本くらい持ってるけども、つけるのはホントに稀。
桜のシーズンと、それから、映画館行くとき。あるいは、月明かりに照らされる女の寝顔を眺める時くらいだよ。
それ以外は裸眼。
あとはヤク(サンテ)に頼る。

んで困るのがスロの時だ。

アレ、間違いなく目に悪い。
ブルーライトどころか、上記の例にあるようなニューギンの台みたいなやつだとレインボーライトがビカビカに照射されとる。
しかも基本、近距離でガン見だからねスロッター。
ゲームやるときは2メートル以上離れなさい! とか子供の頃に良く言われたし、高橋名人も「バグってハニー」とかで啓蒙しておられたような気がする。あるいは、ポケモンのポリゴンテロのあとは総てのアニメに「部屋を明るくして離れてみてくださいね!」みたいな注意書きがなされるようになったし、要するに「ひかり」は「目」に悪いのだ。
あと「脳」にも悪い。瀬名秀明の「ブレインヴァレー」に出てきたけど、やっぱ光は癲癇(てんかん)の引き金になるのだ。
それをスロは殆どゼロ距離と言っても良いくらいの位置でガン見してるからね。
完全に馬鹿になる。
実際俺、絶対スロのおかげで頭わるくなってるし。
あと目もイカれてるし。老眼来てるのもスロのせいに違いない。
というかニューギンと京楽のせい。
マジでビッカビカ光るからなこの二社の台。
光りすぎなんだよ。
慶次とか「おまえそこまで光るのかよ!」って所まで光ってるから。枠みると。光らせる事に余念がなさすぎる。
んで最近、「光量調整」みたいなのがついてるじゃん?
アレとか本末転倒すぎるんだよ。
別に光るなら光っててもいいけども、光りすぎなのがダメなんだよ。
大当たり確定の時にビカーって光るのはいいけど、ただのリーチとかビッカビカするのがイカンのだよ。
量よりも頻度。頻度の問題なのだ。
ジジイとかもう顔しかめて打ってんじゃん。
お前日食でも鑑賞してんのかって感じで目を細めてハンドル握ってさ。
大丈夫か父ちゃん! ボケるぞ! 離れろ! その台!

●光量とスロッター

んでまあ、過去から現在まで、パチスロの歴史を翻って見るに、スロとかパチの進化って「演出の進化」でありまして。
出玉とかシステムは正直、お上の規制と綱引きが続いて一進一退だと思うのだけども、演出だけは退化する事なく進化し続けてると思う。
消灯の禁止とか細かい所ではアレかもしれんが、総体としてみればだいぶ面白くなってる。
ただ、やり過ぎるとやっぱり人は慣れてしまうわけで。

この意味での「慣れ」は「脳」に起因してるのだよ。

人は快楽を受けると、それ以上の快楽を求める。
上で「サンテ」を「ヤク」と表現したけども、ギャンブルにおける「快楽」の原因物質は「ドーパミン」でして。それもまたヤクと同じく、受容体と薬効の関係で成り立っている以上、耐性はついて当たり前だと思うのです。要するに、同じ刺激じゃいつか物足りなくなって、より強い刺激に飛びつく。
その「より強い刺激」の方向にシフトし続けるのが「演出の進化」なのだけども、「光」だけはどうにもダメだ。
目は物理的にダメージを受けるので、脳の耐性に併せてガンガン光らせてくと「光量調整できます!」みたいな馬鹿な状況になる。
音にせよリール遊びにせよ、とりあえず横並びで進化し続けてきた演出だけども、とりあえず「光」に関しては一回退化して良いと思う。
というか確定の時だけ光れば良い。

そのうち、ホールで並ぶ人全員がグラサンかけてうつ時代がきちゃうぞ。
そしてそのグラサン掛けた人だけが、真実の演出に気づく事ができるのだ。
きっと画面に浮かび上がる言葉は「OBEY(服従せよ)」だろう。

何人に分かるネタか知らんが。

では。

コメント

  1. カル より:

    ゼイリブっすね!
    古めかしいホラー映画は今観ても楽しめますよね!
    心の名機で映画と絡めたエントリーは特に好きでした!
    特にスパイダーマンとランボーは面白すぎて何度も読んじゃいました!

    • ashino より:

      カルさん。
      チワッス!
      スパイダーマンとランボー! オッケーす! 移植しましょう! アザス!
      そう。ゼイリブ。俺これ大好きなんですよ。プロレスシーンとか最高!
      ラストにちらっと出てくる巨乳宇宙人もイカしてて大好きです。