【心の名機】ランボー怒りのパチスロ(オリンピア)

心の名機

(※2013年に書いたエントリの移植です)

ランボーはシルベスター・スタローン主演の反戦映画なんだけど、見たことある人はどれくらいいるだろう。
同じシルベ(略)の映画でも「ロッキー」は意外とみんな見てるんだけど、ランボーは実際にちゃんと見た人は少ないんだよね。3までしっかりみたぞ、って人はよっぽど映画スキーなんだろうと思う。
「ロッキー」は1がスゲー面白いんで続けて見ようという気になるけど、なんせランボーは最初の作品がめちゃくちゃ暗くて陰鬱な気分になるんだよ。なのでどうにも2以降に手が出しづらいんだよね。

ちょっとだけストーリーを紹介する。

ランボーさんちのジョン君はベトナム戦争の帰還兵。
ベトコンに拉致されて拷問喰らった過去があり、そのせいでPTSDになってて、危害を加えられると訳が分からなくなって暴れる。んで彼自身破壊工作のスペシャリストなので、暴れっぷりが半端なし。
街一個壊滅させるレベルで暴れるんだ。
彼はそもそも何も悪いことしてねぇんだけど、保安官がその身なりの怪しさから職務質問しようとした挙句「そのキタネェヒゲを剃ってやる」つって髭剃りを彼に向けたのがきっかけになってトラウマ発動。結果的に軍隊が出動する騒ぎになって最終的には「戦争はまだ終わってねえんだよ」的な感じの心の叫びで終わり、みたいな感じなのだ。
「戦場では100万ドルの兵器を操縦したヒーローでも、国に帰れば駐車場の仕事にすらありつけない」(うろおぼえ)ってセリフが胸に刺さる。
うん。暗い。

まあ銃器一杯出てくるしガソリンスタンドの爆破シーンもあるんで一見すると「スカっと爽快!アクション映画」みたいな感じなんだけど、なんのなんの。ド直球で反戦映画だからね。
俺が中学生の頃まではこのランボーも結構テレビで流れてたんだけど、湾岸戦争くらいから全然見なくなった。
まあ、諸々の事情を鑑みるに、流せんわなこれ。

えー、でもランボーってアクション映画のコーナーにあるじゃん!と思う方も居るかもしれん。
うん。それも正解。

実はランボー、これだけ薄暗いながらもキレイに纏った初代から一転、2でいきなり筋肉バンザイのアクション映画に大変身するんだよ。なぜなら2から原作なしのオリジナルストーリーになるから。
しかも脚本はシルベスター・スタローン本人が噛んでる。おぉ……止めなかった周りがすげえ。
とうわけで、1はまだ破壊工作のスペシャリストって事で常識的な人間の身体能力の範疇に収まってたランボーも2、3を経てサイヤ人並に急成長。3ではなんと「爆弾をさきっぽに付けた弓」で最新鋭のアパッチ攻撃ヘリを撃墜するという、少年が授業中に思いついたアイデアみたいな離れ業をやってのけるまでになるのだ。
わざわざ弓が当たる距離に降りてきてくれたヘリがMVPだよね。
ウォォーーー!!って「夜王」の遼介みたいな雄叫びあげて撃墜するけど、弓だからね。
剣とか銃器で雄叫びって何となくわかるけど、弓を「ビンッ」て放ってウォォーは無いわ。
2まではまだギリギリ反戦カラーがあるけど、3で完全に馬鹿映画化するからねこれ。

で、ランボー見たことがない人が想像する「ランボー」はこの「3」のシルベスター・スタローンのマッチョマッチョしさを堪能する馬鹿アクション映画の事だったりする。

もちろん2も3も面白いんだけど、実際まとめてみると1のテンション引きずったまま見る事になるので、ノッていいのか悪いのか判断に困る事になる。あれ?反戦映画だったよねこれ。みたいな。人質救うためなら個人で戦争しちゃっていいわけ? みたいな。
まあ、なんとも言えない映画なんで一回は見てみる事をお薦めしよう。
面白いのは保証する。

というわけで本日はそんなランボーのパチスロ化。
オリンピアの「ランボー怒りのパチスロ機」だ。

●まずはシステム。

これは5号機初期に出た台という事でどちらかと言うと「液晶演出の多彩さ」とかで売ってる感じのRT機だった。
オリンピアが初めて採用した全画面液晶機という事でそれなりに注目されてたようだけど、まあ、実際の導入店舗がどれほどあったのかは良く分からん。俺んちの近所には二店舗ほど入ってたけど、取り立てて大物台扱いはされてなかったように思う。
気になるシステムで面白いのはRT付きのボーナス「バトルフィールド」の存在。
メインボーナスは基本的にBIGとREGがそれぞれ一種類なんだけど、BF絵柄はちょっと変わってて、これは一言でいうと「獲得枚数が表示されないJAC式のボーナス」」なんだよ。
んでJAC間はリプレイ高確率状態で、規定の枚数(300枚)を超えるとそのままシームレスにRTに移行するようになってた。
つまり、打ってる側としてはいつの間にやらボーナス消化し終わってRTに突入してるように見えるというか、ずっとボーナスが継続してるように錯覚できるんだよ。
もちろんRT中にBF絵柄が揃うとまたJACINするようになるんで、良い感じでループすればずっとBF状態。
ウォォォーってめっちゃ言う。
因みにRTはBF以外のボーナス成立の他、1/100で成立する転落役でも終了するんだけど、1/100って確率はなかなかに魔性。BF確率も1/300くらいなんで、上手く転落役間でハマっていい具合にBFをコンスタントに引き続ければ、この時期の台としてはミラクルな出玉にも期待できたように思う。
つまり、液晶はホントにバカバカしかったけど、こいつ何気に名機だったんだよね。

●ランチャー。

しかしなー、惜しむらくはこれ、原作再現度が低いんだよ。
圧巻だったのは実際のランボーを忠実に再現したポリゴンモデルを使った連続演出。
これがスゲー笑えるんだ。気のせいかもしれんが微妙に悪意のある似せ方しててかなり面白いよ。いや実際似てるんだけど、なんでこんなにおもしろいのか良く分からんが、ちょっと小汚い感じなんだよね。いいよこれ。このポリゴンモデル。
さらに一番イカンのは、アパッチとの対戦でトルクボウ使わないんだよ。
普通にロケットランチャーで対決するからね。
えー、チートしてるよこのランボー。ダメダメ。没収。弓でやってくれ。

んでこれ、原作に倣って「ウォォォ」ってめっちゃ言うんだけど、なんせ叫び過ぎ。
たしかJACゲーム中毎ゲーム「ウォォォォ」って言うからね。
完全に馬鹿なんだよ。
しかもこういう「毎ゲーム獲得する小役」系の演出って、黄色雑魚だったり白雑魚だったりするじゃん?
これ「戦車」だからね。
毎ゲーム戦車爆破。
連続演出中はアレだけ頑張ってやっつける戦車、八連続くらいで破壊するからね。
無双状態だよもう。んでその度に「ウォォォォ」って言うの。
出玉感も結構あったし、こんな具合で無駄にロケランぶっぱなしてドッカンドッカン戦車破壊するんで、脳汁感はなかなかの物だった。
でもな、言わせて貰う。

おいオリンピア、これ原作一応反戦映画だぞ……!

あとこれ名前が馬鹿馬鹿しすぎる。
怒りのパチスロ機ってなんだよ一体。
何に対して怒ってるのか全然わからん。
まあスロ史上に残る素晴らしいネーミングなんだけど、液晶演出といい音声といいタイトルといい、打ち手を笑かそうとしてるのは間違いないと思う。

ランボー。
オリンピア初の全画面液晶機って事で美麗演出を堪能する台かとおもいきや、蓋を開けてみりゃ意外にもストレートな馬鹿台だったんだ。

あら。
本文より前書きの方が長くなっちゃった。

コメント

  1. chan より:

    チワッス!

    心の名機シリーズ好きです。

    懐かしい…台もそうだし、あしのさんの文章も懐かしいっス!

    心の名機シリーズじゃないですが、真田純勇士の実践…

    復活期待してます笑

    • ashino より:

      chanさん!
      チワッス!
      おお、おっぱい真田すぺしゃる……。懐かしい。全てがなつかしい。
      もうどこにもないかなー流石に。打ちてぇなぁ……!
      今後共よろしくおなしゃす!

  2. tktk より:

    更新待ってますよー!

  3. 雪ダルマ より:

    まさか復活するとは‥

    久々に検索してみたら‥

    昔、オッパイさんと別れた記事に初コメして以来ファンです。

    届くか分からないけど、応援してます。
    頑張れ、あしの^_^

    またの更新期待してます。

    • ashino より:

      雪だるまさん!
      チワッス!
      届いてます! いつもありがとうー!
      がんばります! ありがとう!