※以下、2013年のエントリの移植版です。この頃は謎の情熱を持ってしてテクノコーシンの機種をコンプする勢いで書いてた。何でかは知らん。
テクノコーシンの一連の集中搭載機シリーズはかなりハイレベルで頭がおかしかった。いや、集中搭載してない「神輿」もアレだったんで、まあ、とりあえず全部おかしかった。
んでテクノコーシンは今や「ラスター」として心機一転頑張ってるけど(※2014年倒産)まあ、ARTになっても安定して頭がおかしいので、なんかもう社屋に問題あるのかもしれん。霊的な意味で。
一回霊能者に見てもらった方がいいと思う。たぶんラスター社屋に入った霊能者は膝をガクガクさせながら「集中集中集中集中……」って言うよ。
祓おうぜ。早く!
というわけでラスターがテクノコーシン時代に世に放った怪作「セブンスナイパー」について。
テクノコーシンの頭のおかしさが芯から味わえる素晴らしい名機だった。
●どんな台だったか。
とりあえずこれ殆ど導入実績もないし俺も見かけた事あんまり無いんで殆ど情報がねぇ。あまりにも情報がねぇので夢だったのかとすら思う上、ラスターの公式HPが情報抜けが酷くて意味なしにも程ある感じなので(※繰り返しますがラスターは2014年倒産。当然公式HPもありません) もはやあれが本当にテクノの台だったのかどうかすら分からん。
でもまあ色々調べて当時の攻略サイトとか見ると「テクノコーシン」って書いてあるし、まあ、多分あれは怪異とか物の怪とかの類じゃなくて、ホントにテクノが出し、そしてかつてホールに在った台なのだろう。
て、セブンスナイパー。
これは中身を当時風に説明すると「A500+AT+集中」の台で、ダブルインパクト時代から脈々と続く「テクノスペック」の後継機だった。
テクノスペック……?
説明しよう!
テクノスペックとは、どうやって検定通したのかさっぱり分からんが何故かテクノだけは通す事ができたとされる不思議スペックの事である!
そのシステムの特徴は「出玉の為に利用できるあらゆるギミックを全部載せる事を信条とし、お上からもホールからもスロッターからも雑誌からも、あらゆる所からちょっとずつ嫌われる代わりに一部のジャンキーからは熱烈に支持される」という、パンキッシュかつアナーキーなものだった。
その姿はまさしくアリーナ席に向かって客席にダイビングしたら重すぎて受けきれず、観客を巻き込んで大事故になる往年のアーティストそのもの。本人も額パックリ割れてるんだけど、まあ受け止めた方は骨折だ。でもシンパは何故か骨折しながらも「へへ。テクノさんやってくれるなぁ!」と笑顔で病院に運ばれる感じ。
こんなメーカーが過去に存在したというのも凄いけど、彼は未だに現役で「メガミリオネア」出してるからね。
もはや生ける伝説といっていい!
そしてメガミリオネアもテクノスペック!
日本松柔道部もテクノスペック!
とりあえずラスターが出そうがテクノはテクノ。
テクノ・ネバー・ダイ!ダイ・アナザー・デイ!
頑張れテクノ!明日はどっちだ!!たぶん三途の川のあっち側だよ!!
そんな感じ。
ちなみに今俺が適当につけたスペック名なんで他で使っても通じません。
んでま当時テクノスペックを愛していたテクナー(造語)にとっては当たり前の話かもしれんが、このセブンスナイパーはあのAT規制の足音が聞こえつつある時代においても全く衰えておらず、いや、むしろいい意味で悪化してたのだ。
とりあえずこいつの出玉のメインは「フルターゲットチャンス」というモノ。(以下ATと呼称)
これは30G1セット、増加枚数3.2枚/1Gの比較的おとなしめのATなんだが、突入システムが狂ってて、普通にBIG引くだけで必ず最低5セット(これもすごい)はそのATが来るんです。
そんでそのATの最大セット数は255連。
でたっ!テクノスペック!ヤフーッ!
んで当然AT中に引いたBIGにもATが付いて上乗せされるし、そもそもBIGの出玉が500枚あるんで、なんだかんだでBIG1発の平均獲得枚数はなんと2000枚!
ワーウ!テクノスペック!ファックザポリス!(なんだそれ)
でその分、BIG確率は設定1で1/1800とかそんな感じ(!!)
ここが一番テクノスペック!
まだまだ有るぞ。
さらにこの台は「集中」を搭載してるけど、突入率はお察しであるものの、一旦突入すると例によってテクノスペック炸裂でメダル激増。シングル役が9枚とややパワーダウンしておるものJACと合わせれば2Gで20枚増えるシングルが、パンクするまでほぼ毎ゲーム揃うのだ。
さらにテクノスペックなのがこいつ、集中パンク時になんでかAT上乗せすんだよ(笑)
なんだろうこの至れりつくせり感。カモがネギマの状態で飛んできて焼き網の上に落下した感じ。
で、こいつのキャッチコピー。これが凄い。
BIG一撃2000枚!ハイパワーボーナス搭載!だからね。
そう。カンの良い方は気づいたかも知れんが、このキャッチコピーの感じ、日本松にそっくり受け継がれてるんだよ。あっちは「BIG一撃1000枚!竜巻ループ搭載!」なんだ。
日本松のインスト読んだ時、「テクノが帰ってきた!」って咽び泣いた往年のテクナーも、日本全国探せば3人くらいはいると思う。
俺? いや。なんかバカな事やってるメーカーがあるなぁくらいにしか思わなかった。
後から中身がテクノコーシンだと知ってちょっと笑ったけども。
●出るのかこれ?
んで俺、こいつと戦ったの一回だけなんだ。
朝から晩までガッツリ回して6万くらい負けた気がする。
最初ホントに3Kくらいですぐ「ハイパワーボーナス」が当たってホントに2000枚くらい出て、あとはずっと飲まれ続けて終了した。
当たらねぇ!これは!
導入二日目だったけど、三日目くらいから早くも人居なかったもんね。
実はテクノコーシンって今でこそ伝説的なブランドになってるけど、当時はあんまり好き好き言ってる人居なかったんだよ。
まあテクノが伝説的なブランドって持ち上げてるブログ、今検索したら数えるほどしかなかったんだけど、まあ俺を含めて変態が3人も居ればそれはもうそういうニッチな趣味として成立するわけで、まあいいんじゃないかね。
だって神輿にせよキワメにせよセブンスナイパーにせよ、ホールで打ってたらマジでつまらんからね。
当たれば面白いけど、ハマってる間ずーっと死んだ魚みたいな目してコインサンドに金入れてメダル借り続けるだけだからね。
高設定打てば結構現実的に集中も入るんだろうけど、まー、低設定では入りませんこれ。
んでボーナスも当たりませんわい。
だから俺が「テクノコーシンはすごかった」って思ったのって、結局爆裂機がこの世界から消えてしまった後なんだよ。ああ、テクノはすごかったなぁと、なんかもう昭和の初年時代を思い出すのと同じ感じ。ノスタルジックな憧憬を含めての事なんだよ。そういう補正があって初めて「爆裂」の代名詞として再評価が進んでるんであって、当時実際に打ってみると、まーこれ。クソ台でした普通に(全否定)
こんだけ長々書いていきなりクソ台ってひっくり返すのもどうかと思うんだけど、だってさー、当たんないもんこれ。
高設定ブン回したらまた評価が変わるだろうけど、多分当時のこの台の6に巡り逢える確率なんか、青森県と山口県から同時にスタートした間寛平が、箱根辺りでちょうどすれ違うのを目撃するくらいレアだと思うんだよ。
もうすでに間寛平が分裂してる時点でこれありえないよね。
つまりこれの6ってそのレベルでレアだと思うんだ。
打った事ある人はもうその時点で強大な運持ってると思う。
たぶんスコップで庭掘ったら石油出てくるよ。
というわけでセブンスナイパー。
すっごいテクノコーシンらしい台だったけど、メッチャクチャ厳しい台だったイメージが強い。
ミリゴがまだ良心的に見えるレベルで。
【2020年のあしの評】
パチスロブログ界広しといえど、おそらく俺ほどしつこくテクノコーシンについて語り続けてる男はいないと思う。これは端的な例で、珍台・セブンスナイパーについてひたすら熱く語っておるものの、あんまり打ったことないんで早々に切り上げてる節が見える。間寛平の下りは今読んでも笑える。ナイス俺。
コメント
こんなメーカーでも温泉天国やマグニチュード、スターゲートとか出してたので評価に困るんですよね…
と思ったらこいつらも問題抱えてたりして結局困る…そんなメーカーでした。
日本松はウィンネットでしたっけ?
アマゾンロードぐらいしか覚えてないですけどw
もう今では間寛平さんが走っているところを見るのも難しそう…
オレンジさんチワッス!
日本松! 実は先日大阪で現役設置中のお店があってそこで打つという奇跡がおきました。10何年振り。さすがにあれ、こんな台だったっけ感が凄かったッス。ああテクノがなくなって日本は少しさびしくなりました……
セブンスナイパー、当時新装で5と発表された台打ちました。ビッグの音楽が気に入って暫く着メロに使ってましたが、もう見つけられないですね。集中引いて、1ゲームでパンクしたのを鮮明に覚えてます。フルターゲットチャンス、レギュラー引いたときに上乗せってセリフを喋るの、当時新鮮でした。実機欲しいけど見つからない。。
らくださん!
集中1Gパンクは激痛ッスねぇ……! 俺も実機探してるのですが、ついぞ見つからず。自宅でじっくりうちたいもんですな!
フルターゲットチャンスだかでチャンス終了 と告げられるので、会社とかいろんなところでチャンス終了って言ってます。