俺とハンバーガー。

日常

チワッス。

今日知ったのだけども、家のめちゃ近所にドムドムハンバーガーができるらしい。前もあったらしいんでリニューアル? になるのかな。なんにせよ楽しみ也。

ちなみに俺が学生自体を過ごしたのは長崎県佐世保市という所で、ここはご存知「佐世保バーガー」発祥の地だ。なんかそういうご当地B級グルメとかは「行政が勝手につっ走って無理やりブチあげてはスコーンとコケる」みたいなイメージがあるんだけども、佐世保バーガーに関しては実はマジでれっきとした(?)歴史あるご当地グルメらしく、イマイチ信憑性にかけるソースではあるが俺の親父が学生だった時代(1960年代)にも普通に流行っており、みんなバクバク食っておったそうな。

なお、日本マクドナルドやドムドムハンバーガーの1号店がオープンしたのは1971年。この年は日本におけるハンバーガー文化創生の年と言われておるけども、親父の言を信ずるならばその十年近く前には佐世保において大流行してたらしいのね。

実際俺も幼少期から普通にハンバーガーは食っており、それもマクドナルドであるとかロッテリア、モスといったチェーンじゃなくて普通に個人でやってるようなハンバーガー専門店のハンバーガーこそハンバーガーだと思っていて、この辺はちょっと言語化しづらいけども、「佐世保バーガー」という単語がない時代においてすら、地元の子供は「個人店で手作りしてるバーガー」と「チェーン店」というのを分けて考えていたように思う。んで「ハンバーガーを食べる」というのは前者を表してたのね。今はどうか知らんが、少なくとも俺が子供だった1980年代は。

んじゃマックやモスが不人気だったかというと決してそういうことはなく、そっちはそっちでみんな食ってた。というかそもそも佐世保人が消費するバーガーとちゃんぽんの消費量を対人口で指数化するとおそらく日本でもトップクラスだったと思うんで、とりあえず佐世保バーガーだろうがマックだろうがロッテリアだろうが、何でも食ってたと思う。俺の子供の頃はね。

佐世保バーガーマップ
本場アメリカの味を豪快にガブリ!「佐世保バーガー」まるわかり
1950年頃、米海軍基地から伝わった「ハンバーガー」のレシピから始まり、さまざまなお店のアレンジが生まれ佐世保の味へ。現在も多くのファンの心を掴んで離さない「佐世保バーガー」について、いま一度おさらいしてみましょう!

上は佐世保バーガー事業協同組合という所が発行してると思しき「佐世保バーガーマップ」だ。調べてみると認可を受けてるお店が2020年現在29店舗あるらしい。これを多いとみるか少ないとみるかはそれぞれだけども、実際うちの嫁なんかは佐世保に里帰りに連れてったらこのパンフみながら喜んでたので、観光客誘致には一定の効果がある模様。

いやー、体系化されとるねぇ! いいぞ佐世保! 盛り上げてやれ!

俺とみのもんたとの接点

さて、こういったご当地グルメが全国的に有名になるのには(なってるのか?)やっぱ生き馬の目を抜くような知名度レースみたいなのがありまして。実際バーガーだけみても結構あるのよね。日本。どことは言わんけども「バーガーに何の縁があんだよ」みたいな土地もご当地バーガーを押し出しとる。

当然佐世保バーガーもご当地バーガーの王者の座に君臨するまでには(してるのか?)市のバックアップというのがゴリゴリにありまして。

まあ十年以上も前だしこっから先は話半分で聞いてもらいたいのだけども、某「県民の県民による県民のための」番組がありまして、あるとき俺に市の観光課に勤めるオッサンから「佐世保バーガー食わねぇか」みたいなオファーがあったのね。何がどうなってそうなったか1ミリも覚えてねぇんだけども、内容はこうだった。

「いや、県民の県民による県民のための番組あんじゃん?」
「ええ」
「あれでね、佐世保バーガーが特集されるのよ」
「なるほど」
「で、佐世保市民は飲み会のシメでバーガーを食べるっていうVTRを作るらしくて」
「はい」
「なので、カメラの前で酒のんでバーガー食ってほしいのね」
「ギャラは?」
「飲み会とバーガー代」
「ええ……やだなぁ」
「いいじゃん。やろうよ」
「だってウソじゃんそれ。食わねーよ飲み会のシメでバーガーなんか」
「食うって事でいいじゃん。頼むよ」
「えー、俺カメラの前でウソつくのー?」
「いや、演出だよ演出──。食う人もいるじゃん?」
「俺は食わねぇし……!」

県民の県民による某番組がやらせである事なんか国民全員がとっくにご存知で、それを承知で楽しむのが基本姿勢なのでもう普通に暴露しちゃうけども、そうして捏造された「べろんべろんに酔っ払った俺が出身校とは何も関係ない高校の校歌を熱唱しつつ、最後にバーガー食って『はは。美味しいですよ。佐世保の人はだいたいコレですね』というコメントを述べる謎のVTR」というのは、コメントこそ大幅にカットされていたものの、全国に向けてバッチシ放映されたわけでして。

もうこの件からもB級グルメというのは市のバックアップがないと成立しないというのがよく分かる感じでございます。一応某番組の名誉のために補足しとくと、確かに佐世保には深夜までやってる飲み屋とバーガー屋がセットになったような店というのがありまして、飲みのシメに「ラーメンいく?」みたいなノリでバーガー食う人もゼロじゃないし、また完全にウソだとしてもそれでプンスカ怒る佐世保市民もたぶん居ない。

全国放送で取り上げてくれてありがとうみのさん! くらいのもんた。じゃないもんだ!

まあね。オラが村がテレビジョンに映って笑ってもらえて、嫌な気分になるこたぁなかなかないさ。そういう意味では俺はあの番組は好きだね。いまもんた出てねぇけど。

以上!

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